ヘイズル改 パチ組み

ヘイズル

RX-121-1 GUNDAM TR-1 [HAZEL CUSTOM]


電撃ホビーマガジンのオマケ1/144・1/200を経て、ついにHGUCでの発売となったヘイズル改。
正直、再びガンプラ改造にハマる切っ掛けになった機体だけに思い入れがあります。A.O.Zのストーリー自体は良く知らないんだけどね。


HGUC恒例の箱の■の色分けはΖシリーズに近いんだけどちょっと違うグリーンのようです。Ζと0080の中間色かな?
初回特典としてA.O.Zのガイドブックが付いてきます。コミック版の特別総集編が収録されていますが、1ページごとに飛び飛びのダイジェスト形式でコミックとして成立していません。まぁ話の流れはわかるかと。



さてキットの方ですが、かなり気合の入った出来です。
スタイルはHGUC化にあたって1/144・1/200からはだいぶ変更されています。特に下半身はひと回り以上ボリュームアップされていて、かなりゴツイ印象。ヒザ・ふくらはぎ周辺が大型化されたにもかかわらず、それでもキチンと足を閉じて直立できたのには驚きました。前後に大きく突出したデザインがより大きく見せているのだと思います。
おそらく高機動形態やフルアーマー形態時の上半身のボリュームに負けない為の大型化だと思いますが、通常時でも違和感無いバランスになっています。



パーツ数がかなり多くなってますが、その分色分けや細かいディテールの再現、極力分割線の目立たないパーツ分けに反映されています。この辺はモデラーの意見が反映された結果なのかな?


このキットの新機軸としてHGUC初のヒジの二重関節が採用されています。ポリパーツを使わず、上腕から前腕のハードポイントまでABSのフレームが入ってる構造で、保持力も問題無いです。その分塗装が難しくなってますが、マスキングか後ハメ加工で対応するしかないですね。


腰フロントアーマーは左右一体ですが、より別可動化がしやすくなっていて、軸の抜け止めが軸を一周する形で二重についています。充分な保持力があるので中に真鍮線を仕込まなくてもいいですね。
真ん中で切り分け切断面を若干削って離してやればボールジョイントっぽく可動させることが出来るのでオススメです。


テスト機らしく、キットの方も現時点でのHGUCで出来る事全部やっとけみたいな仕上がり。
シールドブースターが1枚しか付いていなかったり、ビームライフルが一丁だけだったり、手首のバリエーションが少なかったりと、このキットひとつで全形態を再現できない点は不満ですが、価格を抑える為には仕方が無かったんでしょうね。バンダイ的には全部付けて1個しか買ってもらえないよりは、価格を抑えて3個買ってもらえた方が得だという戦略なんだと思います。
このキットだけでは意味の無いマルチウェポンラックのギミックが再現されていたりと、今後の発展が期待できますが…あまり期待せずにいよう。


とりあえずキリが無いので今回はこれまで。


HGUC 1/144 RX-121-1 ガンダム TR-1 [ヘイズル改] (ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに)

HGUC 1/144 RX-121-1 ガンダム TR-1 [ヘイズル改] (ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに)